ブログをご覧いただき有難うございます。静岡県浜松市東区でオートバイの販売・修理・車検・カスタムをしている【カワイモーターサイクル】です。全ての作業は整備士の資格を持った代表がおこなっております。
今回はバンバン90のキャブレター修理について紹介します。
雨の日に走行中、突然エンジンが吹け上がらなくなり、その日から何ヵ月も放置してしまった車両です。当店に入庫した時点ではキックは降りて圧縮もあり、スパークプラグは点火しているがエンジンは始動しないといった状態。キャブレター内の古い燃料を抜き、新しい燃料を送り込んでからエンジンを始動しようとしましたが、ドレンボルトを緩めても燃料が出てこないのでキャブレターを分解することにしました。
キャブレターを分解してみると、内部に水が浸入したことで錆が発生していました。
悪いことに、キャブレターの奥にあるリードバルブにまで水が浸入してしまったようです。
リードバルブはこんな状態でした。
クランクケース内にも水が浸入してしまったようです。できればクランクケースを分解して点検したいところですが、予算の関係で今回はキャブレター、リードバルブ、吸気ポートの清掃までにしておきます。
そしてこの部品が今回の故障の原因の一つです!キャブレターの上に付くゴムのカバーなんですが、劣化によってできた亀裂部分から水が浸入してしまったようです。
これが今回の修理で交換する部品です。主にガスケット類です。古い車両だったので部品が手に入るか心配しましたが入手できました!スズキの純正部品は古い車両でもメーカーが在庫していることが多いので諦めずにご相談ください。
キャブレターの洗浄が完了したところです。ジェット類は新品に交換したいところですが、予算の関係で再使用しました。
リードバルブと吸気ポートの清掃が完了したところです。リードバルブはもう供給がないので作業には緊張しました。
動きの渋かったアクセルワイヤーとチョークワイヤーは給油、スパークプラグは清掃、バッテリーは液を補充して充電しました。
古いガスケットをきれいに除去したら新品のガスケットに交換し、部品を元通りに組みつけていきます。ギアオイルを入れ、オイルポンプとキャブレターの調整をしたらエンジン始動。
すんなりエンジンは始動し、いざ試運転!
実際に走行してみると吹け上がりが悪かったのでマフラーのサイレンサー点検したところ、穴が半分以上塞がる程にススが堆積していました。ススを取り除いた後は吹け上がり良好で、お客様からは以前より加速が良くなった気がすると喜んでいただけました。
今回の整備での部品代と作業代は下記のとおりです。
部品代・・・6,200円(税抜き)
作業代・・・25,500円(税抜き)
当店では日ごろから明朗会計を心掛けております。まずは詳細な見積書を作成し、その内容を分かるように説明いたします。そして必ずお客様に納得していただいてから作業に取り掛かります。見積りは無料ですので気軽にご相談ください。
走行が困難または不能で当店までオートバイを持ち込むことができない場合、トラックで引き取りに伺うことも可能ですので気軽にご相談ください。
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